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 ●オススメの1枚 …近日アップ予定

MONOCHROME SET DISCOGRAPHY
text by denim, peke Amoki
1.STRANGE BOUTIQUE
Dindisk (1980 Virgin)
@.Monochrome Set (I Presume) (Bid) A.Lighter Side of Dating (Bid/Square) B.Expresso (Bid) C.Puerto Rican Fence Climber (Square) D.Tomorrow Will Be Too Long (Haney/Bid) E.Martians Go Home (Bid/Square) F.Love Goes Down the Drain (Bid) G.Ici Les Enfants (Haney/Bid) H.Etcetera Stroll (Square) I.Goodbye Joe (Bid) J.Strange Boutique (Bid/Square)
<Players >G/Vo. - Bid Dr/Vo - J.D. Haney G/Key/Vo. - Lester Square B/Vo. - Andrew Warren Key/Vo. - Bob Sargeant
Produced by Bob Sargeant, Monochrome Set

ラフ・トレードでシングルを3枚リリースした後、ディン・ディスクに移籍後のオリジナル第一作。音質が悪いのは当時からの印象。音質もマニアックに追究してたXTCとはえらい違い。ディンの録音機材も良くないんだろうけどデモ・テープとか平気でレコードにしちゃうバンドだから、オーディオ的にはけっこう無頓着なのかもしれない。それと気になったのはビドのヴォーカル。音質の悪さも手伝って一枚膜がかかってる様。シングルのあの勢いはどこへ行ったのか。 ただしレスターのギターは全曲で印象的なフレーズを弾いています。この作品、はっきりいってレスターのひとり舞台。 アダム&ジ・アンツと関係があったのはダテじゃない蒸し暑いジャングル・ビートの 1. から始まって、初期モノクローム・スタンダードの3.(後のライブテイクは必殺でしょう) 、チープなオルガンがグッドな11.等々、印象に残る部分はたくさんあるのですが、全体的に見てやっぱり初期ラフ・トレードシングルから次作への過渡的作品という印象はぬぐえません。 最後になりましたけどプロデュースのボブ・サージャントは後にヘアカット100等とも仕事をしましたね。

2.LOVE ZOMBIES
Dindisk (1980 Virgin)
@.Love Zombies (Bid/Haney/Square) A.Adeste Fideles (Bid/Warren/Square) B.405 Lines (Square) C.B-I-D Spells Bid (Bid) D.R.S.V.P. (Bid/Square/Haney) E.Apocalypso (Bid/Haney/Square/Warren) F.Karma Sutra (Bid/Haney/Square) G.Man with the Black Moustache (Bid/Haney/Warren/Square) H.Weird, Wild and Wonderful World of Tony Potts (Bid/Potts/Square) I.In Love, Cancer? (Square)
<Players >G/Vo. - Bid Key/Vo. - Alvin Clarke Dr/Vo - J.D. Haney, Tony Potts G/Key/Vo. - Lester Square B/Vo. - Andrew Warren
Produced by Alvin Clarke, Monochrome Set
ファーストでは半寝ぼけ状態だったビド先生、ここへ来てあのクールな歌声がいよいよ全開。ルナ・パークミュージックというか映画音楽のサウンド・トラックのような音作りになったのはこの作品あたりから。もちろんファーストからそのような傾向はあったけど。以降、彼ら独特のどのジャンルにも属さない音楽、イージーリスニング・ワールド・ロックン・ロール(陳腐な表現)が展開されてく訳ですね。後半カリブミュージックのように展開していく6.、スパニッシュっぽいギターが炸裂する9.など相変わらずレスターのギターワークは冴えてます。センス抜群だね、この人は。 その9.のタイトルに出てくるトニー・ポッツは正式なメンバーではなくヴィジアル面を初期から担当する人物で、バンドのスチール写真やプロモ・ビデオをプロデュースしています。 ジャケットは初期の3枚はどれもよい出来だけど、特にこのセカンドは秀逸。単純明快なタッチのトルソのイラストやサウンド・オブ・ミュージック風のタイポグラフィも私好みでグッドです。これから購入するならファーストとセカンドの 2 in one じゃなくオリジナルで堪能してください(あればの話)。

3.ELIGIBLE BACHELORS
CHERRY RED(1982 MRED 47)
@.Jet Set Junta (Bid/Warren/Square) A.I'll Cry Instead (Bid) B.On the 13th Day (Bid/Warren/Square) C.Cloud 10 (Bid/Warren/Square) D.Mating Game (Bid/Warren/Square) E.March of the Eligible Bachelors (Square) F.Devil Rides Out (Bid/Square) G.Fun for All the Family (Haney/Bid/Warren/Square) H.Midas Touch (Haney/Bid) I.Ruling Class (Bid) J.Great Barrier Riff (Bid/Warren)
<Players >G/Vo. - Bid, Dr/Vo - Lexington Crane, G/Key/Vo. - Lester Square B/Vo. - Andrew Warren
Produced by Monochrome Set
もう、これは何回聞いたかわからないモノクローム・セットの最高傑作、と言いたいところなんだけど実は私、再結成後の作品をあんまり聞いてないんですよね。ですからそういった評価は、全部聞いてるdenimさんにおまかせします。よろしくね。 個人的には、もし無人島に音源10枚持ってく(よくあるやつ)なら間違いなくその中の1枚でしょうね。で、これと10CC. の "Original Sound Track" 、Ry Cooder の"Chickin Skin Music"でフェイクな80日間世界一周旅行のサウンド・トラック完成かな。とにかく全曲捨て曲無し!中でも怪しいマカロニ・ウェスタンの1.、またそれと対をなして、ペルシャの砂漠で思い出したようにウェスタンをリプライズしてしまう7.、そしてラストのゴージャスなインストの11.は白眉の出来。また同時期に発売された未収録のシングル"Cast a Long Shadow"(後にベスト盤に収録)も完成度高し。全キャリアの中でも一番充実した時期ではないでしょうか。 さてここでひとつ疑問。ここまで無国籍な音楽をやっておきながらボンベイ生まれのビド先生、自国インド音楽の旋律を取り入れてません。イスラムまでかすってるのに、どうして? ちなみに邦盤は、発売当初カラフル・モノトーン(!)というタイトルで、ミニマルアートの出来損ないの様な(まるでディック・ブルーナの絵本の色使い!)ジャケに変更されてました。悲しい。

4.THE LOST WEEKEND
(1985 WEA)
 
 

5.DANTES CASINO
(1990 VINYL JAPAN)
 
 

6.JACK
(1991 CherryRed)
 
 

7.CHARADE
(1993 CherryRed)
 
 

8.MISERE
(1994 CherryRed)
 
 

9.TRINITY ROAD
(1995 CherryRed)
 
 


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